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あのとき手に入らなかった“憧れの車”を今こそ!
大人の“セカンドカー”専門店「NEXCA」の商機と展望

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20代の頃に“高嶺の花”だったあの車。ようやく懐にも余裕が出てきたし、一度乗ってみたいなあ…。そんな思いを抱いていませんか?いま、1980年代から90年代にかけて登場した“ネオクラシックカー”と呼ばれる車が、再び人気を集めています。これらは1970年代以前の“クラシックカー”より新しい世代の車で、実際に“乗って運転できる”車が多いのが特徴。そんな“ネオクラシックカー”を取り扱うのが「NEXCA(ネクスカ)」です。2023年4月からサービスを開始し、タカネットサービスの調達網と整備力を駆使して部品に至るまでこだわり、“当時の輝きを最大限に蘇らせたネオクラシックカー”を販売しています。NEXCA事業部の中辻優平さんに詳しく伺いました。


あの頃憧れた車を“当時のオリジナルの状態”で楽しんでほしい


――「NEXCA」が扱う“ネオクラシックカー”は、どのような自動車なのでしょうか?

中辻:クラシックカーは“鑑賞して楽しむ”ことがメインですが、ネオクラシックカーは“乗ること”も“走ること”も楽しめる趣味の車。40~60代くらいの方が、免許を取り立ての頃に憧れていたものの、高くて買えなかった当時の高級車が多いです。生活にゆとりが出てきて「今なら買える」というニーズが確実にあります。その方々の期待に応えるために「当時のオリジナルに戻す」ところに主眼を置き、カタログに出てきた当時そのままの状態を目指して整備を行い販売しています。日々のメンテナンスも楽しみながら乗っていただく“大人のセカンドカー”ですね。



――「当時のオリジナルに戻す」というのは、なかなか大変そうですね。

中辻:たしかに手間のかかるプロセスです。まず当時のカタログ・CM動画などを参考にどのような装備だったのか、ホイールやその他部品はどうだったかを割り出します。多くの場合、当時の部品は既にメーカーで製造していないことが一般的で、ネットオークションも含めた調達網で部品を引き当てていきます。できるだけオリジナルに戻し、安心して乗っていただける状態にまで整備します。そこから磨いたり、綺麗にしたりといったメンテナンスを楽しんでいただきながら、趣味の車として乗って楽しんでいただくというのがコンセプトです。

車両の仕入れ先は、オーナー様からの下取りやオークション会場での買い付けなどで様々ですが、「NEXCA」での販売に適した状態の車両は稀である為、トラック事業で培った当社のノウハウや整備技術を活かしながら、車両を仕入れています。



アカデミー賞受賞作品でも“ネオクラシックカー”が登場


――“ネオクラシックカー”の人気が高まってきているのはなぜなのでしょうか?

中辻:価値観の多様化が進む現代においても、自動車は40~60代の男性層から依然として高い人気を誇っています。これらの年代の方々が、生活が安定し、子どもが独立してきた状態になると、お財布の余裕も生まれ、趣味にお金を回せるようになってきているのかもしれません。もちろん、スーパーカーやクラシックカーとなると値段は青天井です。ただ、そこまではいかなくとも、ちょっとした非日常を楽しむ別荘のような感覚で“当時の憧れの車”を、趣味に使える金額の範囲内で手に入れたいというニーズはあるのだと思います。さらには20代、30代の方でも、昭和や平成初期などの車に憧れを覚え、お問合せいただくケースも多いです。例えば2022年のアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』の中で注目を浴びた「サーブ900ターボ」はまさに“ネオクラシックカー”で、そうした作品の影響もあるのかもしれませんね。



――人気のある車種の傾向はありますか。

中辻:汎用性があるものよりも、当時のライフスタイルの色や趣味性の色が濃いものは人気がありますね。例えば、当時売れなかった車は生産台数が少ないので、希少性に魅力がある。また、デザインが当時では前衛的すぎたり、2人乗りなど汎用性が無い車、燃費の悪い車も人気です。“ネオクラシックカー”であれば、燃費は関係ないんです。日本車はもちろん、欧州車、アメリカ車、バイクまで、昭和後期から平成初期まで幅広くラインナップを取り揃えています。今のところは、平成初期の欧州車へのお問合せ率・成約率が非常に高いですね。



「自分の車はNEXCAから買いたいな」と思ってもらえるように


――中辻さんご自身の「やりがい」についても聞かせてください。

私の趣味は車です。物心ついたときからずっと車が好きで、特にクラシックカーやスポーツカーがすごく好きです。それがご縁でタカネットサービスに入社しました。当初は別業務に関わっていたのですが、西口社長から「車が好きならこの事業にどうだ」と言ってもらって、今「NEXCA」に携わっています。

自身の世代こそ違うものの、昭和・平成の車を調査し、街中で実車を見つけ-その時代の趣味性や格好良さを理解し、求められている車を提供していきたいです。YouTubeチャンネルも開設して、車両を隅々まで動画で紹介しています。自分の好きなことを仕事として任せていただけるのは、とても有難いですね。



(ここで西口社長が登場)


――西口社長がいらしたので、「NEXCA」の将来性についてもお伺いして良いでしょうか。

西口:この事業自体は、グループ3社のコアコンピタンスから少し外れるものなんです。趣味性が強いニッチマーケットを狙っているので、事業計画を若干作りづらいところがある。ただ大きなメリットとしては、整備士の技術力の向上が見込めます。今の自動車と違ってコンピューターに任せず、人力で予測をしてピンポイントで修理をしていくので。まずはこの事業で大きな収益を上げるというよりも、培ったノウハウをグループ会社にフィードバックしていくというのが一番大きなところだと考えています。マーケティングの観点でも同じで、BtoCの趣味性の強いマーケットで培った考え方やセンスをBtoBマーケットに戻し「NEXCA」を通じてグループ全体にノウハウを貯めていきたいですね。